一陣の風とアザレア

ギャルゲーの2次創作小説、オリジナル小説、イラストの創作物の公開及びグルメのレビューについて書いています。

「サイドストーリー」の記事一覧

白河ほたる(メモリーズオフ2nd)

Memories Off2nd~Cross aubade~第8章(藍ヶ丘編)

第8章 欠けたる決意 オレンジ色に染まる橋の上で健とほたるは対峙していた。 このときのほたるは、何かに耐えるような感じで、懸命に笑顔を作っていた。 「健ちゃん・・・ほたるたち、どうしてこんなことになったのかな・・・?」 […]
南つばめ

Memories Off2nd~Cross aubade~(桜峰編)第8章

第8章 空と海 桜峰町に登波離橋という名の大橋がある。 町内を流れる嘉神川に架かっているこの橋は、風光明媚な場所で、特に夕焼けが素晴らしいといわれている。 そんな登波離橋のまわりは、鮮やかなオレンジ色一色に染まっており、 […]
南つばめ

Memories Off2nd~Cross aubade~(桜峰編)第7章

第7章 大人の仮面・少女の素顔 智也は今日も海に向かう。南つばめという不思議な女性と会うために。 初めてつばめと出会ってからというもの、智也は毎朝決まった時間に海へ訪れた。 また、そんな彼を待っていたかのように、つばめも […]

Memories Off2nd~Cross aubade~(藍ヶ丘編)第6章

第6章 緩やかな接近 巴が藍ヶ丘町に戻るのは約1年ぶりのことだった。 父親の突然の死によって、巴は藍ヶ丘町を離れ、母親の実家に身を寄せていたが、演劇専門の学校への進学に伴い、ふたたびこの町にやって来た。 そして、彼女は昔 […]

Memories Off2nd~Cross aubade~(桜峰編)第6章

第6章 生命の価値 公園の一角で軒を連ねている木々が青々と生い茂っている。 智也はそんな並木道を所在なさげにぶらぶらと歩いていた。 ここに来た理由は特にない。ただ、単に足を運んだだけだった。 智也がこの道をあてもなく歩い […]

Memories Off2nd~Cross aubade~第5章(藍ヶ丘編)

第5章 途切れた足取りを追って 土曜日の昼過ぎ、音羽かおるの家に懐かしい客がやって来た。 その客の名は双海詩音といい、かおるの高校時代の友人である。 かおるは詩音の突然の来訪に驚きつつも嬉しく思い、彼女をリビングに案内す […]

Memories Off2nd~Cross aubade~(桜峰編)第5章

第5章 わずかな可能性を信じて オーブンから取り出されたアップルパイから香ばしい香りが漂い、白河家の台所に広がる。 静流は出来たてのアップルパイを大きな皿に載せると、オレンジジュースの入ったコップと一緒にお盆の上に置いた […]

Memories Off2nd~Cross aubade~(藍ヶ丘編)第4章

第4章 刹那の記憶 藍ヶ丘町の商店街にある喫茶店「スノードロップ」で、霧島小夜美は大学の友人である白河静流と熱い討論を繰り広げていた。 「誰がなんと言おうと、最強の必殺技は向山昇治のツイスターボムよ!」 小夜美は静流をま […]

Memories Off2nd~Cross aubade~(桜峰編)第4章

第4章 刹那の邂逅 桜峰町にあるファミリーレストラン「ペニー」の店内には、男たちの視線を集めているテーブルがあった。 そこにいるのはふたりの少女で、ともに美人と呼ぶにふさわしい容姿をしていた。 「ねえねえ、彼女たち、俺た […]

Memories Off2nd~Cross aubade~(藍ヶ丘編)第3章

第3章 天気雨 一度目は偶然。 二度目は必然。 そして、三度目の出会いは天気雨がもたらした。 この日、健は藍ヶ丘町の駅前商店街を1時間ほどぶらつき、それから帰路についていた。 そして、その道中で突然、太陽と青空が見えてい […]